日本の踏切はいくつある?そして、今後踏切はなくなる?

交通

こんにちは。

今回は鉄道と道路を交差する踏切のお話をしていきたいと思います。

僕は実をいいますと、結構な踏切好き。都会の自動車やバイクに乗っていて踏切待ちになっても、電車の通過を眺めるのが好きです。まあ、踏切の先頭でなければその楽しみはないですけどね。

線路と交差する踏切。

線路と交差する踏切。

また、地方などにある素朴な鉄道。電化してない、線路にある簡素な踏切を見つけるとすごくうれしくなります。

僕自身はマニアではないと思っているけど、他の方から見たら「眺めているのも好き」なんて言えばマニアなのかもしれないです。

そんな感じで踏切の知識と今後は鉄道の踏切はなくなっていくらしいというお話で進めていきたいと思います。

それでは、よろしくお願い致します。

現在、日本にある踏切の数!

踏切の定義は鉄道の線路と道路が平面で交差する場所の設備です。

国土交通省によると、

2020年3月末で踏切の数は33004か所。

1960年には全国約7万カ所ありましたが、線路や道路を高架にする立体交差化などが進み、約半分近くに減少しました。

僕の知る限りだと都内だと、小田急線が代々木上原~狛江まで立体化と地下化を実現して、JR中央線も三鷹~立川まで立体化をしたことを記憶しています。

中央線は昔、仕事で近辺を車で行く際に武蔵小金井駅付近の踏切で足止めされました。踏切好きの僕でも、あまりにも電車の通過する量が多く車が大渋滞するのが、うんざりしておりました。

西武線の思い出で実感する踏切減少と立体化。

もう一つ僕個人の感じた事ですが・・・
もう30年前くらい、僕は西武池袋線・練馬駅近くに住んでいたんですが、まだその時は地上を電車が走っていました。

その時の朝の踏切で渋滞している様子をよく目にしたものでした。道が狭いので、まるで道が完全に封鎖してしまったような感じさえする様子。

それと同時に練馬駅を含む、西武池袋線・桜台~石神井公園まで立体化工事が始まったことを記憶してます。当時はまず、西武有楽町線の建設と立体化が一緒に始まり、1998年にすべての立体化が完了しました。

こういった工事などがあり、近くにあった踏切は消滅しました。このことを考えると昔よりは都会の鉄道の踏切は大分減ったことを実感させられます。

実は踏切には種類がある!

普段見かける踏切にも種類があるんです。知らない方のほうが多いかと思います。
で、下記の通りの種類があります。

第1種踏切 自動遮断機が設置されているか。もしくは踏切保安係が配置されている。
・現存数、2万9717カ所(2020年現在)
第一種のふみきり。

第一種の踏切。みなさんがよく見かける踏切だと思います。

第2種踏切 一定時間を限り踏切保安係が遮断機を操作する。
・現在、係員が遮断機を手動操作する第2種はありません。
第3種踏切 踏切警報機と踏切警標がついている。
・現存数、684カ所(2020年現在)
第4種踏切 踏切警標だけの踏み切りで、列車の接近を知らせる装置は無い。
・現存数、2603カ所(2020年現在)
第4種のふみきり。

第4種の踏切。都内ではほとんど見かけない踏切ですね。 奥多摩方面だとまだあるかもしれないですが。

皆さんがよく普段見かける踏切は、自動遮断機と警報機が設置している第一種が、断然多いと思います。

現在、踏切は原則、作ってはいけない。

現在、道路法等により踏切の新設が原則として認められていません。新たに作ってはいけないので、鉄道会社としては減らすようにしています。
その為、鉄道と交差する道路を新しく設ける際は・・・

道路を高架にするか。

もしくは、

鉄道を高架にするか。

どちらかが必要になります。

ただし高速の鉄道、新幹線やそれに近い鉄道以外、もしくは道路の交通量と鉄道運転する回数が少ないケースは例外はあるようです。

交通量が多い道に踏切があると危険ですよね。

交通量が多い道に踏切があると危険ですよね。

今更だけど、踏切の渡り方はご存じですか?

さて、これまで踏切の知識をお伝えしましたが、みなさんはちゃんと踏切を渡るときのルールを守っていますか?

自動車やバイクなどの免許をお持ちの方は教習所で習っていますよね。

しかし歩行者や自転車は教習を受けることがありませんので、ちゃんとしたルールをあまり理解してない方もいるかと思います。

ここで一度、改めて基本知識をお伝えいたします。自動車に乗る方、歩行者の方、みなさん認識していただければと思います。

・踏切では必ず一旦停止。

自転車も車両なので、踏切を通過する前には、踏切の直前で一時停止をして安全確認する必要があります。歩行者も例外ではありません。
必ず左右を見て電車が来ていないことを確認してから、渡ってくださいね。

特に第4種の踏切は警報設備や遮断機が無いので、一時停止や電車の確認をしっかりやってください。

深夜になり終電後、路線の電車が走っていない真夜中でも、踏切前は一時停止する必要があります。これは稀ですが、深夜に保守作業車両が踏切を通過することがあります。その際に万が一、警報設備など作動しないなんてことも0とは言えません。

深夜の時間でも、踏切を渡るときに必ず、一時停止と確認を忘れないようにしてください。

・警報が鳴ったら、渡らない。

警報機がなっても、遮断機がまだ閉まってなくても、渡らないで電車が通過するまで待ってください。これは閉まりかかっている遮断機に当たってしまったりする可能性もあり危険な行為になります。

また、遮断機が閉まっている状態でも、下から潜って踏切を渡る行為も大変危険な事です。急いでいるのは、わかります。しかしそれによりあなた自身の命がかかわってきます。絶対にやらないでください。

まとめです。

今回は踏切のことで記事を書かさせていただきました。まとめると・・・

・日本の踏切の数は約33000か所。
・1960年から比べると半分近くに減少。
・僕が踏切が減少していると感じた思い出話。
・踏切は4種類に分けられている。
・踏切は現在、原則作ってはいけないこと。
・踏切を渡る時のルール再確認。

ということです。普段、何気なく見かける踏切。今回の記事がみなさんに役に立てればと思います。

それでは。

素朴な踏切が好き。

最後ですが、こういった素朴で田舎風景の踏切が大好きです。ルール守って、渡りましょうね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました