こんにちは。
まだまだ寒い季節が続いております。
自動車やバイクに乗る方の体調も注意が必要な季節でもありますが、ご自分の愛車でも気を付けてほしい事があります。
タイヤ、オイル、などなどいくつか運転前にチェックしてほしいことはあるんですが、冬シーズンで多いトラブルは「バッテリー上がり」も注意が必要です。
ということで今回はバッテリーについてお話をしていきたいと思います。
宜しくお願い致します。
目次
バッテリー上がりの原因ってなに?
バッテリー上がり。
自動車やバイクにはバッテリーが備わってます。自動車やバイクに乗っている方なら見たことがあるパーツ。
※たまにおばさんで、バッテリーって何?っておっしゃる方もいるんですよね💦写真(下)がバッテリーです。
![こちらがバッテリー。簡単に言うと、自動車などにある電池だと思ってください。ちなみにバイクで使っているバッテリーです。](http://mukanaka01.com/wp-content/uploads/2023/07/バッテリー-5-300x200.jpg)
こちらがバッテリー。簡単に言うと、自動車などにある電池だと思ってください。ちなみにバイクで使っているバッテリーです。
自動車だと、エンジンルーム(特殊な車は除いて、大抵の乗用車のフロント側にあります。)に設置しています。バイクだとシートの下あたりにあります。
あまりなじみが無いけど、見てみたい方は一度、エンジンルームを覗いてみてください。
さてさて・・・
そのバッテリー。過放電や劣化が原因でエンジンの始動に必要な電気が取り出せない状態のことです。
バッテリーの過放電は下記が原因で起こります。※ちなみに自動車で起こる原因です。
- 半ドアやライトの消し忘れ
- 長期間(3週間以上)運転していない
- 電装品(エアコンやランプ、ドライブコーダーなど)の使用量の増加
- 端子の緩みによる接続不良
- バッテリーの寿命
自動車はコンピュータ(ECU)やカーナビなどの電装品のバックアップ電源として、電気を常時5~10mA程度消費しています。
エンジンが停止している間はバッテリーからの電気供給となるため、3週間以上乗らないだけで、バッテリー上がりを起こすことがあります。
自動車によってさまざまですが、バッテリーサイズやバッテリーの充電状態、車載の電装品により異なります。
◎ちなみにバイクも同様で・・・
バイクのバッテリーの場合ですが・・・
一般的に2週間で電力が不足気味になり、1カ月を過ぎるとエンジンをスムーズに始動できなくなってしまう恐れがあるんです。( ゚Д゚)
1カ月以上乗らずに放置したバイクは無理にセルを回し続けないで、先にバッテリーを充電するよう心がけましょう。
バッテリーによくない運転がある?!
渋滞によるノロノロ運転やアイドリング中は、駆動力が弱まることでオルタネータ(車の発電機)の発電量が落ちてしまいます。
そのため、発電量よりも電装品の消費電力が上回ることで、充電不足が続くことでいつの間にか、放電状態となっていることもあります。
また、バッテリーの寿命が近づくと、電気を貯めたり・取り出したりする力が低下しますので、バッテリー上がりを起こしやすくなります。
もし、バッテリーが上がってしまった時は、繰り返さないよう原因を特定しましょう。
冬にバッテリーが上がりやすくなる理由
冬にバッテリーが上がりやすくなるのは?下記を参考にしてください。
バッテリーの容量が下がる
バッテリーは鉛の板(極板)とバッテリー液(電解液)に含まれる希硫酸が化学反応を起こすことで、電気を取り出すようになってます。
化学反応は温度の影響を受けやすいので、バッテリーの容量は電解液温度によって大きく変わってきます。
電解液温度が25℃の時は、バッテリーの容量は100%ですが、0~10℃になると容量は80~90%にまで減ってしまいます。
つまり寒い気温がバッテリーの容量を下げてしまうんです。
バッテリーの充電効率が下がる
バッテリーの化学反応が鈍くなると、充電効率も低下します。
電気を取り出すことと同じように、電気を貯め込む時にも化学反応が起きています。電解液温度が低くなると化学反応が鈍くなり、充電されにくくなります。
これも気温が下がってしまった影響ですね。
充電がされにくいから、効率が低下して充電不足気味となり、バッテリーが上がりやすくなります。
エンジンの始動に必要なエネルギーが増える
気温が下がるとエンジンオイルの粘度が高くなり、エンジン始動時の駆動抵抗が大きくなります。
そのため、エンジン始動に必要な電気は夏で約90~120A、冬で約150~190Aと、冬は夏のなんと約1.5倍必要になります。
電装品の使用量が増える
自動車には当然なんですけど冬はヒーターが欠かせません。
冬の乗り始めの車内ってすごく寒いですものね。( ゚Д゚)
それから、日照時間が短いためライトを使う時間も長くなり、電装品の使用量が増えるため放電量が多くなってしまいます。
その一方で、バッテリーから電気を取り出したり、電気を貯め込む力が低下するため、過放電に繋がりバッテリーが上がりやすくなります。
いくつかお伝えしましたが、結局のところ、冬シーズンは自動車の電気の使用頻度が上がるけど、バッテリーの充電や放電性能を超えてしまうからバッテリー上がりが起きやすいってことですね。
冬のバッテリー上がりを防ぐポイント
冬のバッテリー上がりを防ぐには下記を心がけてください。
- 1~2週間に1回は1時間以上走行する
- 容量や充電受入性(充電効率)の高いバッテリーを使用する
- 定期的にバッテリー点検や交換を行う
過放電によるバッテリー上がりを防ぐためには、1~2週間に1回は1時間以上走行することが有効です。
距離としては約10~30㎞だと思います。
これはバイクも同様。少なくとも僕のスクーターの場合、約10㎞以上は運転してきます。ただ冬のシーズンは辛いけど💦
アイドリング中でもバッテリーは充電されますが、エンジンの回転数が低いため発電量はわずかですので、渋滞や信号待ちが少ない道路を走行しましょう。
発電した電気を短時間で効率的に蓄えられる、充電受入性(充電効率)の高いバッテリーへの交換も一つの有効策です。
なお、バッテリーの寿命は2~3年。バッテリーの寿命が違いと容量や充電受入性が低下しますので、バッテリー上がりの原因となります。
自動車なら定期点検を行ってくれる販売店さんや信頼ある自動車工場などに点検してくれると思います。
こういったサービスをしてくれるお店を利用することをお薦めします。
終わりに
ということで、今回は自動車・バイクのバッテリーの記事を書かさせていただきました。
自動車のエンジンがかからない!ってことが無いように日々、チェックをしていただければ幸いです。
それでは。
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